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■第四回「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会■

第四回「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会に参加して

第四回のテーマ:松(マツ属、黒松、赤松、pine)

 
(常緑樹、針葉樹)
分布:
北半球全域、ユーラシア、北極近く
花言葉:
不老長寿、同上、向上心、哀れみ、永遠の若さ、勇敢
 

今回は、花ではなく木として親しみのある「松」をテーマに、有馬皇子(ありまのみこ)の歌でした。今回のテーマに松を選んだ理由はこの有馬皇子の歌が旧暦11月14日に読まれ、それは今の暦では12月になるからだと先生のお話でした。松にも花言葉があるのですが、有馬皇子から派生した花言葉もあるとお話を聞き、現在何気なく使っている花言葉と万葉集の繋がりを感じました。記念品は「松」にちなんで、「万葉集を楽しむ会」のために、お取り寄せされた北海道 函館の吉田食品のお菓子「松かさ(松の実入り)」と、金銀のクリスマスカラーで彩られた松かさ各一個でした。

12月2日第四回「あいざいやゆうと万葉集を楽しむ会」が行われました。

今回のテーマは"松"で、松の植物学的なお話から始まりましたが松に花言葉があったことにまずビックリ。花言葉は『不老長寿・向上心・永遠の若さ・勇敢・同情・哀れみ』。

松といえば門松などおめでたいイメージがありましたが、今日紹介されたのは、下記の二首ですが、

今回の歌は有馬皇子と大伴家持が詠んだ歌でした。


あいざいやゆう先生



参加者の様子


●【原文】 磐白乃 濱松之枝乎 引結 真幸有者 亦還見武
   (訓読) 磐白の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた帰り見む

    (かな)いはしろの はままつがえを ひきむすび まさきくあらば またかえりみむ

●【原文】 夜知久佐能 波奈波宇都呂布 等伎波奈流 麻都能左要太乎 和礼波牟須婆奈
   (訓読) 八千草の花は移ろ常盤なる松のさ枝を我は結ばな

    (かな)やちくさの はなはうつろふ ときはなる まつのさえだを われはむすばな

この一首目を詠んだ有間皇子は、第36代孝徳天皇の皇子であったが19歳の時に謀反を図ったとされ絞首刑にあってしまう。おそらく殺されるであろうと知っていて詠ったとされ、後世の人々が有間皇子に同情し哀れみ、哀悼する「松の歌」を四首詠っている。それが「花言葉」の「同情」・「哀れみ」になったらしい。

万葉人の歴史、文化、人間関係など、いつの世も権力闘争はあるのだなーと様ざまなことを考えつつも、いつもながらの游先生の楽しくわかりやすい解説にあっという間に時がたってしまいした。最後に、椿のお菓子でお抹茶をいただき終了しました。次回はどんなお話が伺えるのか楽しみです。(泉葉)

本年六月三日初回の「万葉集」を楽しむ会に参加したいと思いながらも、あと一歩踏み込めずにいたところ、町の「華展」会場で、知人のHさんにお会いした。何かを話してゆく内に「万葉集」を楽しむ会の話題に及び、Hさんは初回から参加され、内容は万葉集の歌の中での草花を通じての「吾意在野游」先生の判り易い楽しい講義が受けられるとの事だったので四回目にして初めて参加した。


参加者の様子


松の柄の帯に
松の帯留めをお召しの先生

資料が配られた。今日のテーマは松であった。急ぎ目を通すとそこには有間皇子の「磐白の 浜松が枝を 引き結び ま幸くあらば また帰り見む」の歌があり心臓の高鳴りを覚えた。

昨年ある食事会の折、お店の隅の席で一人で何かを書いている方がいたので興味が沸き、お店の方にその方の素性を尋ねた。すると湯河原在住の小説家の小嵐九八郎で「真幸くあらば」のタイトルで小説が出版され、また映画化もされるという事を聞き早速本を読み、後日映画も観て、その淡々としたストーリーに感動した。その後友人にその「真幸くあらば」のタイトルの話をした時「万葉集にある」と云われたが、そのまま深く聞く事も調べる事もせずにおいていたのが解明された訳である。

夏目漱石が四十九才で早世しもっと長生きしていたら優れた作品がより多く生まれていただろうと思う気持ちと能力のある有間皇子が十九才という若さで早世しなかったならと思う気持ちが重なる思いがした。

先生の淀みない明快な解説で万葉集を楽しむ事ができました。次回も楽しみにいたしております。(春葉)


お抹茶と和菓子
記念品のお菓子「松かさ」と
クリスマスカラーの金銀松ぼっくり




あいざいやゆう先生にサインをいただいています

第五回あいざいやゆうと万葉集を楽しむ会

■日時:2月3日(木) PM2:00~3:30
■参加費:1500円(和菓子、抹茶、記念品付)
(今後も2カ月に一回、第一木曜日に行います)

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