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■第七回「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会■

第七回「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会に参加して

第七回のテーマ:カキツバタ(杜若)

花の汁で布を染めたので「書き付け花」と呼ばれ「かきつばた」に変化する。
万葉集では「垣津幡」「垣津旗」「加吉都場播多」。愛知県の県花。

昨年の6月から始まりました、「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会は今回で1周年を迎えました。1周年を記念して、先生を囲み、参加の皆さまと万葉荘で昼食をとりながら、歓談をいたしました。万葉荘の昼食「ミニ懐石」にデザート(水ようかん)をつけていただき、とてもおいしくいただきました。2カ月に1回の開催ですので、1年で6回となりますが、「こんなに続くとは思わなかった」と先生の言。6回全出席の方が3名いらっしゃるとのことです。その方にはそれまでに説明のあった歌の中でそれぞれ好きな歌を選んでもらい、先生が短冊に書いてプレゼントをしてくださるそうです。聞いたところによりますが、3人とも好きな歌が違うようです。次の会に持ってきてくださるとのこと、3人の方がどの歌を選んだのか楽しみです。
1回だけ、都合で参加できなかった方が「わたしたちはもらえないのでしょうか」と質問がありました。合計で6回参加した段階で、書いてくださるそうです。今回(七回目)で6回になった方も3名いらっしゃるそうです。第七回目のカキツバタの花の歌は大伴家持の歌を取りあげられました。


説明が終わって抹茶を飲んでいる様子


お隣の人とも談話

●【原文】加吉都播多 衣尓須里都気 麻須良雄乃 服曾比猟須流 月者伎尓家里  大伴家持
(訓読)かきつばた衣に摺り付け大夫の着襲ひ猟する月は来にけり
(かな)かきつばた きぬにすりつけ ますらをの きそひかりする つきはきにけり
(意味) かきつばたの色を摺りつけた着物(狩衣)を着重ねて(競って)狩りをする月がやって来た。
●【原文】吾耳哉 如是戀為良武 垣津旗 丹頬合妹者 如何将有  作者未詳
(訓読)かきつばた衣に摺り付け大夫の着襲ひ猟する月は来にけり
(かな)あれのみや かくこひすらむ かきつはた につらふいもは いかにかあるらむ
(意味) わたしばかりがこれほどまでに恋い慕っているのに、かきつばたのように照り映えるあなたはどうしているのでしょうか。

○アヤメ・カキツバタ・ハナショウブ(アヤメ科)
いずれ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)。あやめかかきつばたかどちらも似ていて選択に迷うこと。違いをはっきりと理解するのは難しいと思いましたが、咲く時期や場所、花、葉の違いを教えていただきました。今は6月、ハナショウブがどこかに咲いている。忘れないよう探して鑑賞したいですね。アヤメ、カキツバタは来春を楽しみにします。

○言葉遊び
折句(おりく)、沓冠折句(くつかむりおりく)枕詞、序言葉、掛言葉、縁語など、在原業平(ありわらのなりひら)の歌(カキツバタが歌い込まれている)も教えていただきました。

からごろも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ 古今集410

自分の心を表現する言葉遊びを知りました。歌の中に表現を増すための技法という万葉人に始まり、おおらかさ、奥ゆかしさ、また、遊び心を知り、今日はドキドキでした。(萬代)

祝1周年
昨年、6月3日第一回が行われました。湯河原の万葉荘にて、万葉集の中に歌われております草花を通じて、万葉の人の思いや願いに思いを馳せ、一緒に日本人の心を共有しようと言うご案内が眼に止まり、何も素地がないままに飛び込んでしまいました。
万葉集の四季や草花を学び、先生のお人柄、ご見識の深さに引き込まれてしまいました。学生時代からの万葉集への熱い思いと向上心が先生の輝きと思います。回が進むにつれて、ただただ敬服いたしております。
陶芸の中野先生のご配慮の多々、(お仲間の)泉葉様のお茶のお点前、また、万葉荘のスタッフの皆さまにさわやかなおもてなしをいただき、素晴らしい環境にて学び、楽しい時間を持つことができますこと心よりお礼申し上げます。
2年目に入り、東北の皆さまの災禍にあわれご苦労されている様子を拝見しますと、理不尽のようで恐縮ですが、今の時間を大切にして、知らないことを知る楽しみ、知ることからの広がりを人生という旅の途中に考える機会をいただいたことに感謝しております。ありがとうございます。(萬代)




先生がお召の帯と帯留のカキツバタ

萬游先生の博識に感心!「杜若」私は「かきつばた」の漢字も知りませんでした。アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、の見分け方はもちろんの事、万葉集の歌の意味、奥深さ、歌われている花の名前の意味、特徴等等、この年(73)になって学べる幸せをしみじみ感じた夜でした。(横浜教室:葉園)


記念品の白雪ふきん(友禅染)



あいざいやゆう先生と今回の参加者

第七回あいざいやゆうと万葉集を楽しむ会

■日時:8月4日(木) PM2:00~3:30
■参加費:1500円(和菓子、抹茶、記念品付)
(今後も2カ月に一回、第一木曜日に行います)


なお、横浜教室でも同じ内容で開催しています。
■日時:7月28日(木) PM7:00~8:30
■場所:杉田地区センター(045-775-0541)

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