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■第十回「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会■

第十回「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会に参加して

第十回のテーマ:山橘(ヤブコウジ)

日本全土、東アジア一帯。常緑小低木。林内に生育し、冬に赤い実をつける。古典園芸植物のひとつ(紫金牛=生薬)。正月の縁起物。十両とも言う。万葉集では山橘。葉が橘に似ている。
花言葉:「明日の幸福」「ふくよかな愛」

今回の花はお正月が近いこともあり、赤い実のヤブコウジでした。万葉集のころは山橘と呼ばれ、万葉集には五首読まれています。その中で先生は大伴家持の歌、二首を選ばれました。


●【原文】 此雪之 消遺時尓 去来歸奈 山橘之 實光毛将見
(訓読)この雪の消残る時にいざ行かな山橘の実の照るも見む
(仮名)このゆきの けのこるときに いざゆかな やまたちばなの みのてるもみむ
(意味) この雪が消えずに残っているうちに、さあ、行きましょう。山橘の実が照っているのを見ましょう。
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●【原文】 氣能己里能 由伎尓安倍弓流 安之比奇<乃> 夜麻多知波奈乎 都刀尓通弥許奈
(訓読)消残りの雪にあへ照るあしひきの山橘をつとに摘み来な
(仮名)けのこりの ゆきにあへてる あしひきの やまたちばなを つとにつみこな
(意味) 消えずに残る雪に照り映えている山橘を、ちょっとした贈り物に摘んで来よう。
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大伴家持の山橘の歌はどちらも消え残っている雪の中の赤い実を歌っています。白と赤がとても印象的で目に浮かぶようです。今日は「大伴家持デー」にしたいとのことで、大伴家持の波乱の人生を歴史を踏まえてお話していただきました。大伴家持の歌は479首あり、その中で越中(富山県)の国守のときに歌った歌が一番多いということ、花や鳥の歌が多いことも教えていただきました。万葉集にとって、大伴家持は重要な役割を果たしていたのだと感じました。写真と一緒に一両、十両、百両、千両、万両の説明も受け、今回の記念品は山橘(ヤブコウジ、十両)そのものでしたので、参加者の中には「これで、うちの庭には十両、千両、万両になるので、あと、一両と百両をどこかで見つけよう」と宣言する方もいました。また、花言葉の「明日の幸福」「ふくよかな愛」に感動する方もいました。先生の着物、帯、帯留も山橘で素敵でした。今回は6名の感想になります。


説明を聞く参加者

もう10回目の会になるんですね。私は万葉荘に勤務している友人に案内の連絡をいただき、今回で3回目ですが、とても楽しみな会になりました。
今回はお正月の花としておなじみの千両以外にも「ヤブコウジ科」として、赤い可愛い実の木?が一両~万両(一両はアカネ科)まで、そろっていることに驚きました。また、古い歌人「大伴家持」とその名は耳にしたことはありましたが、実態は何と、千年以上も昔、動乱の時代に都から遠く、北や南の地へ左遷され、世の中の哀愁を花や自然への思いに託す知性や品位の良さに感動しました。さらに「海ゆかば~」などもこんな大昔の歌人が残した日本人の魂にもびっくりしました。
そして、いつもながら、「あいざいやゆう」先生の博学には頭が下がります。万葉荘の従業員の方々にはいつもあたたかくお世話していただきありがとうございます。先生の毎回の心づくしのお土産。今回は十両(ヤブコウジ、山橘)の鉢植え、大切にします。また、次回が楽しみです。(嘉葉)


前回から大広間で開催しています

今回のお花のテーマ、「やぶこうじ」十両ということで、千両、万両はよく知っていましたが一、十、百、とは初耳で、それだけで感檄しました。先生のお話は奥が深く、でもわかりやすく、興味をそそるばかりです。万葉集とは縁遠い存在でしたが、とても身近に親しめるすばらしい文学だということがわかりました。(萬継)


和菓子と抹茶と資料

友達に誘われて参加し、万葉集には馴染みのない私にできるかしらと思いました。湯河原の名旅館で先生から、誰にもわかる講義に、季節の花などを紹介していただき、楽しい時間を過ごしました。先生の着物姿も素敵で楽しみです。ずっと続けられたらと思っています。(俳萬)

 


「先生の着物、ヤブコウジの柄よ」
「あら。本当」

万葉集を楽しむ会、初めての参加でした。「温泉に行ってまでのお勉強?」と最初はあまり乗り気ではなかったのですが、せっかく主人がネットで見つけてくれたので、二人で参加。今回の植物は山橘で、大伴家持の歌の赤く照る実と真っ白の雪の情景が、講師の解説とともに目の前に広がってきました。あっという間の90分。万葉荘の食事と温泉を楽しみ、翌日、次回の予約をして帰途に。お土産にいただいた山橘は家の庭に下ろします。(葉花)

 


ヤブコウジの帯と帯留

2ヶ月に1度、とても楽しみに、皆さんで待っている万葉集を楽しむ会。何の花になるんかな?小さい花びらかしらと、お友達とあれこれひそひそ話しです。今日ははずれでした。 先生はよく考えておられます。私達には夢を持たせていただき、迎春にふさわしい、明日の幸福を、おみやげにしていただきました。ありがとうございました。 早速、私の庭に生えている万両の側に鉢植えにしてヤブコウジを植えました。来年赤い実がたくさんなりますことを願っています。平素は、ひっそりとしている菊森さんの家です。2ヶ月に1度は、先生も含め約30名の明るい幸せそうな笑顔、楽しい笑い声が部屋いっぱいに舞いこんできます。今日のお勉強で万葉集から大伴家持作の下の句「山橘の実の照るも見む」男性が細やかな感傷を持つことできる歌だな!と感心しています。現代人はこのようなこと感じることができるかなと感じます。(兵庫教室:光葉)

「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会の今月の花はお正月にふさわしく赤い実のなるヤブコウジ(十両)でした。一、十、百、千、万両のそれぞれの見分け方や、大伴家持についてなど教えていただきとても参考になりました。私も入会して早いもので一年がたちました。(6回目)万葉集というと現存する最古の歌集で、昔、書道で何首か書いた覚えがあるぐらいで何の知識もありませんでしたが、毎回学ぶたびに奥の深さを感じています。今後も楽しみにしています。よろしくお願いします。(横浜教室:香葉)



今回の参加者。先生の隣の二人が持っているのは記念品のヤブコウジ

第十一回あいざいやゆうと万葉集を楽しむ会

■日時:2月2日(木) PM2:00~3:30
■参加費:1500円(和菓子、抹茶、記念品付)
2カ月に一回、第一木曜日に行います。


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