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■第一回「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会■
第一回「あいざいやゆう」と万葉集を楽しむ会に参加して
「あさがお=桔梗(ききょう)」
6月3日、晴天の日の午後、心地よい風が吹く万葉荘の一室で「第一回“あいざいやゆう”と万葉集を楽しむ会」が開催されました。参加者は先生を含めて10名でした。 |

「あいざいやゆう」先生と参加者 |
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桔梗の和菓子と抹茶。
お茶碗は万緑窯(万葉荘)製 |
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会場の部屋から万葉荘の庭を望む |
最初に先生から、この会では「雅名」で呼び合うことにするので、それぞれ好きな「雅名」を決めてくださいと言われました。「万葉」の「萬」か、「葉」かどちらかの字を含む漢字二文字であれば何でもよいとのことでした。自分の名前の一文字をとって「萬○」「○葉」など。皆さん、相当なセンスの持ち主とお見受けしました。先生のごあいさつに続き、参加者がひとりずつ自己紹介しました(もちろん雅名で!)。なぜ参加したのか、万葉集に対する想いなど。好きなことを話し、すっかり砕けた雰囲気となりました。
さて、いよいよ「万葉集を楽しむ時間」です。本日は山上臣憶良(やまのうえのおみおくら)の秋の七草を読んだ二首が紹介されました。(なんと、万葉集の原文は全て漢字(万葉仮名)なのです!)萩、尾花(ススキ)、葛、なでしこ、女郎花、藤袴、桔梗・・・本日は桔梗が主役です。短歌の中で桔梗は「あさがお」と読まれています。その理由について先生がいくつかの説を紹介してくださいました。また、歌の単位はなぜ「首(しゅ)」というのかなど万葉集だけではなく、歌を楽しむ上で今まであまり疑問に思わなかったけれど、そういえばなぜなんだろうということも話してくださいました。そして、終始和やかなまま会は終了となりました。会終了後には、茶道のたしなみのある方々が先生と共にお茶をたてて下さり、桔梗の和菓子と共に美味しく頂きました。
万葉集では166種類の草花が歌われています。その中の桔梗が今日の主役でしたが、藤袴は今回の一首にしか読まれていないということで、藤袴の説明もしてくださいました。香木の名前にもなっているとのこと、素晴らしい脇役になりました。
万葉集には温泉についての歌があるのですが、ここ湯河原について一首だけだそうです。この由緒ある湯河原で、吾意在野游(あいざいやゆう)先生と一緒に、皆様もぜひ万葉集を楽しんでみませんか。(萬流) |
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伊豆の海の紺碧と、爽やかな抜けるような青空、その間を埋める若葉の緑。湯河原に向かう東海道線の車窓からの眺めは、絶妙なコントラストの絵画のよう。着くころにはすっかり癒され、これから始まる「万葉の世界」の序曲でした。
10名の参加者がお互い初対面である緊張感を見透かしたような、「あいざいや・ゆう」先生の穏やかな話しぶりで始まりました。まず、「万・葉」の一文字から選んだ自分の雅名を決めることになりました。ちなみに先生は『萬游』私は『葉聖』・・・。雅名を発表しながらの自己紹介にどぎまぎしながら、『万葉集が好き、お花が大好き、定年後に楽しむのにちょうど良いから・・・』と進むころに、すっかり打ち解けた雰囲気になりました。
いよいよ本題に。
山上臣憶良の秋の七草二首が今日のテーマでした。
★ 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花
★ 萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花
・朝顔 … 諸説はあるが「桔梗」が定説で、今日の主役です。
現在のあさがおは平安時代に中国より伝来したものです。
桔梗は秋の七草の仲間に入っているけど、この季節から咲いているのです。
英名はballoon flower(風船の花)。つぼみが風船に似ているからだそうですが、
外国語が得意な先生ならではの説明でした。
・ 藤袴 … 地味な色合いの花であるが、乾燥すると良い香りがします。
・ 「山上臣憶良」は日本最初の社会派歌人、「万葉がな」に万葉集の豆知識(基礎?)など
など・・・・・。
そのあと、今日のテーマにちなんだ「桔梗」の生菓子と、先生自らと茶道の心得のある参加者で
立ててくださった抹茶を頂きながら、万葉荘の陶芸教室の中野さんから抹茶茶碗のお話を伺いました。さらに、『萬新』さんの秩父の藤袴の群生の見事さの話、『絹葉』さんの庭の桔梗の話などなど・・・・・。それぞれ話の輪が広がり、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
ネットで、万葉集の知識・情報なんでも得られる昨今ですが、あちこちにちりばめられた先生の体験に基づく話に、万葉人の花に対する心が伝わって来ました。そして、先生の博学と見識の深さに万葉の世界が目の前に広がっていくようでした。現実の世界に引き戻されつつ「万葉ゆかりの地」湯河原の万葉荘を後にしました。第二回目の8月5日が待ち遠しいです。(葉聖) |
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抹茶を飲んで雑談後、先生を囲んで
第二回あいざいやゆうと万葉集を楽しむ会
日時:8月5日(木) PM2:00~3:30
参加費:1500円(和菓子、抹茶、記念品付)
(今後も2カ月に一回、第一木曜日に行います)
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